星を釣る小熊
空に輝く星を釣りたいと願う、好奇心旺盛な小熊のポポの心温まる夜の物語。
静かな夜が訪れると、森の奥深くにある青い湖は、空を映し出す鏡になりました。 湖の上には、まるめた星たちがぽつぽつと落ちたかのように、数え切れないほどの星がきらめいていました。
小熊の「ポポ」は桟橋の端に座って湖を眺めました。 「あの綺麗な星を釣って、僕の部屋に飾りたいな!」
ポポは小さな竹の釣竿を投げました。ウキは湖の真ん中にぷかぷかと浮かんでいましたが、星は一向に釣れませんでした。 「お星さま、僕の美味しいハチミツをあげるから、僕と一緒に遊ばない?」ポポはささやきました。
時間は過ぎていきましたが、釣り糸は静かなままでした。ポポは少し悲しくなりました。 その時、水辺の草むらから、小さな黄色い光が一つ、また一つと舞い上がりました。

「あら、釣りをしているの?」きらきらと光るホタルがポポに近づいて尋ねました。 「うん、空の星を釣りたかったんだけど、うまくいかなくて」ポポはため息をつきました。
ホタルは微笑んで答えました。「私たちは水の中の本物の星じゃないけれど、君の夜を一緒に照らすことはできるよ!」 何十匹ものホタルがポポの周りを囲み、美しいダンスを踊り始めました。
ポポの心は夜空のように明るくなりました。 もうポポは寂しくありませんでした。一番綺麗に輝く、本当の友達に出会えたからです。
The End
今日のお話はここまで
心に残った場面を、親子でゆっくり話してみてください。
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